【保存版】大理石、大理石調タイルを使った家づくりのコツをご紹介！

人工大理石、大理石調タイルの種類と特徴

大理石は大きくわけて「天然大理石」と「人工大理石」があります。
天然大理石は、種類やバリエーションが豊富で、特に天然大理石は数百種類以上存在するといわれています。
人工大理石は、マーブル粉末（天然大理石の石灰岩から得られる粉末）や樹脂を使用して製造されています。カラーが豊富で、キッチンのワークトップや浴室の壁、テーブルなど多用途に使用されています。

人工大理石を取り入れるおすすめの場所は？

玄関

大理石の艶や光沢が、空間全体を明るく見せてくれる効果があります。
白をはじめとした淡い色を選ぶことで光の反射による輝きが増し、開放感も演出してくれます。

浴室や洗面所

ラグジュアリーな癒しの空間を演出することができます。
洗面台の天板や浴槽の周りにポイントとして使用すると、高級感がアップします。
アクリル系の人工大理石は透明感や光沢があり、美しい仕上がりに。
また、人工大理石の浴槽は、表面の硬度が高い為、傷や汚れが付きにくいという魅力があります。
ただし加工が難しく、「追い焚き機能」の後付けができないこともあるため、事前に施工会社と相談しましょう。

キッチン

人工大理石の色や種類を使い分けることで、暖かみや上品さを演出できます。
カウンターは人工大理石、シンクはステンレスなど異素材の組み合わせを楽しむのも◎。
カウンターとシンクを人工大理石の一体型にすると、つなぎ目に汚れがたまりにくく、お手入れも簡単なので、とても人気があります。
さらに水に強く、水アカが目立ちにくいため、洗面台などの水回りの設備に適しているのも魅力的。
キッチンのカウンター、背面収納などのアクセント、作業台のカウンターなどに使用するのもおススメです。
最近の人工大理石は、耐熱性や耐汚染性が向上し、汚れや傷がつきにくい加工が施されているものもありますので、キッチンのデザインを重視するならぜひ検討したい素材です。

トイレ

人工大理石の中でも石目調の床は清潔感があるので、トイレ空間にも最適。
壁材と床材の組み合わせで、自分好みの空間コーディネートを楽しむことができます。

エントランス

エントランスは建物の顔と言われる場所。エントランスにも人工大理石調タイルを敷き詰めることで気に家のグレードを格段に上げてくれるでしょう。

人工大理石、大理石調タイルをおしゃれに取り入れる方法

シンプルモダンの事例

家のインテリア全体をモノトーンに統一することで、無駄のないシャープさ、洗礼さが特徴のシンプルモダンの事例です。
直線的なラインの小物や設計でよりスタイリッシュな印象になります。

ナチュラルスタイルの事例

アイボリーやベージュ系のインテリアと人工大理石を組み合わせると、やわらかい雰囲気と自然な洗礼さを演出します。
部屋全体を淡い暖色系統でまとめると統一感もでます。
観葉植物や木製家具と合わせると、温かみのあるナチュラルな空間に。

クラシックスタイルの事例

高級感を演出するクラシックスタイルには、艶や重厚感がマッチ。グレーやブラックの人工大理石を使用するとより落ち着いた雰囲気に。
ライトなどの光の反射で空間に立体感を出すことも可能です。

家具・小物で取り入れる場合

ポイント1：サイズ感を意識

例えば人工大理石のテーブルを置く場合、部屋のスペースや用途に合わせて、円形、長方形、正方形などの形やサイズを検討しましょう。
重厚感が目立つため、圧迫感のないサイズや形がおススメです。
初心者の方はトレイやフォトフレームなど、小物から取り入れると挑戦しやすいです。

ポイント2：色と模様のバランス

部屋の雰囲気に合うカラーを選ぶことが重要です。
大理石の模様の濃淡や入り方を確認し、部屋のトーンや他の家具と調和するタイプを選びましょう。
ホワイトやグレーなら明るく華やかな印象に。ブラックやゴールド系の模様なら、高級感を演出します。

人工大理石、大理石調タイルのメリット

ワンランク上の高級感を演出

人工大理石は、シンプルモダンからクラシックまで、さまざまなスタイルにマッチ。異素材（ウッド・メタル・ガラスなど）と組み合わせて高級感や大人の雰囲気を味わうことができます。

水回りに適している

水アカが目立ちにくく、お手入れがしやすいため、キッチン、シンク、洗面台、浴槽などで活躍します。
また、静音性が高く、シンクに水が落ちる音がステンレス製のシンクよりも気にならないのが魅力です。耐久性も人気の理由です。

人工大理石、大理石調タイルのデメリット

冬場、足元や接触面が冷えやすい

人工大理石浴槽は熱伝導率が低いため、足元が冷えやすい特徴があります。床暖房で足元をあたためたり、ペットを飼っている場合はラグを敷いて寒さ対策を行いましょう。
また、浴槽で採用している場合は、長年つかうとひび割れが起こる場合がありますので、こまめなメンテナンスも大切です。

まとめ

大理石、大理石調タイルを取り入れることで、住まいの雰囲気を格上げし、上質な空間を演出できます。 メリット・デメリットを踏まえ、インテリアのスタイルや設置場所に合わせて活用することで、理想の住まいづくりが実現します。
ぜひ、自分に合った取り入れ方を見つけてみてください！

大理石以外の床材の情報は以下の記事よりご覧ください。
【玄関の床材選び】タイル・モルタル・大理石、どれがいいの？