家づくりを進めていくと、収納力の問題をかかえることが多くあります。収納を優先すると居住スペースが狭くなってしまう・・・。収納のために生活スペースを犠牲にはしたくない・・・。ここではそんな収納問題を解決できるアイデアと、収納にこだわった事例も交え、彩りのある収納方法をご紹介します。
収納面積率(床面積に対する収納面積)という言葉をご存知でしょうか。一般的な住宅にも、日用品や衣類などの収納スペースは確保されています。収納は多ければ多いほど良いと言われることもあります。ただ、収納スペースのために、日常を過ごすスペースを犠牲にはしたくないですよね。
宮本工務店 一級建築士事務所がご提案する収納は「蔵」。通常収納面積率は10%程度必要となりますが、「蔵収納のある家」は、30%以上を確保することも可能です。
一般的な蔵収納のある家の設計。1階と2階の間に蔵を創るので、最も広い収納スペースを確保できます。最もコストがかかる蔵の作り方です。
階段の下など、デッドスペースとなるスペースを活用して蔵をつくるタイプ。吹き抜けをスキップフロアが欲しい方に最適な設計です。
蔵を独立して設計するタイプ。比較的広さを自由に決めやすいのが特徴。生活エリアを圧迫しないので使い方も自由自在、最も幅が広がる蔵スタイルです。
一番人気の蔵収納設計スタイル。1階と2階の間に蔵をつくるため、2階の足音や、上下階での音の響き、生活音の広がりを防ぐこともできます。
また、家の大きさに合わせて蔵の大きさも決められるので、限りなく広く収納スペースを確保されたい方におすすめ。
また、蔵の面積を1階の床面積の2分の1以内の広さにおさえることで、住宅としての床面積に含まれず、階数としてもカウントされないため、固定資産税もかかりません。ウォークインクローゼットや食器棚などと違い、天井高1.4m以内の蔵とすることで、税金面でもお得に収納スペースを確保することができるのです。
住宅の広さを、面積ではなく体積で考えることから生まれた発想の蔵。従来のよくあるパターンでは、階段下などのデッドスペースを物置にしていましたが、そのデッドスペースを蔵として拡張します。1階からダイレクトに蔵に入れるので導線もスムーズ。蔵の上は、開放的な空間が確保されます。
このタイプの蔵設計では、必然と壁・床の面積が減るので、建築コストを抑えつつ収納力を高められる、コスパの良い方法になります。さらに空間デザインとの相性も良く、上質な空間を優先される方に特に人気のスタイルです。
生活エリアとはあえて話して設計するタイプの蔵収納。そうすることで生活エリアを圧迫することなく分けて間取りを考えることができます。リビングや寝室、パントリーの位置などを決めていくと、必然と蔵として使えるスペースが定まってきます。
完全に独立した蔵であれば、バルコニーを蔵に変えたり、3階に蔵を設計したりと、場所の自由度も高まります。収納をメインとして使用する蔵では、このスタイルが一番人気です。
家づくりはどうしても、生活空間を優先したいもの。
その中でもできる限りの収納エリアを確保したい。
生活空間を優先しつつ、収納設計にもこだわった間取りをご紹介します!
キッチン収納
2Fホール収納
クローゼット
シューズクローゼット
ウォークインクローゼット
蔵
宮本工務店 一級建築士事務所の狭山モデルハウスは、自然素材の家ですが、実は収納力にこだわった収納設計の家でもあります。蔵は孤立型で配置、バルコニーを渡ってアクセスできる導線です。生活導線も意識しながら配置した各収納は利便性も高く、収納も効率的。間取りを見ながら実際の家で収納体験をぜひ一度ご体感ください。ご予約いただければ、いつでも見学が可能です!(スタッフ常駐でありませんため、ご予約をお願いしております。)収納だけでなく、自然素材の家の良さも体感していただけるモデルハウスです!