2023.10.12
家創りをするなら、少しでも効率よく家事ができるような生活動線を取り入れた間取り作りをおすすめします。 特に共働き世帯は、出勤前や帰宅後の家事負担を少しでも減らしたいと思っている方も多いのではないでしょうか。 今回は、「ランドリールーム&サニタリールーム」をテーマに、家事効率がUPするためのヒントをご紹介します。
まずは、ランドリールームとサニタリールームについてご説明します。
ランドリールームとは、洗濯に関する一連の作業をすべて行える部屋を意味し、専用の部屋を設けます。
サニタリールームとは、一般的に洗面室やトイレ、浴室などがある部屋を意味します。また、洗面室や浴室のあるサニタリールームに、ランドリールームの要素を取り入れるケースが多くあります。
本記事では、①ランドリールームと②ランドリールームの要素を取り入れたサニタリールームについて詳しくご紹介します。
①ランドリールームと②ランドリールームの要素を取り入れたサニタリールームのそれぞれの特徴とメリットについてご説明します。
まずは、ご自身の希望に合うのはどちらかを確認しましょう。
ランドリールームは、洗濯に関する一連の作業をすべて行える部屋と説明しましたが、具体的には、「洗う、干す、たたむ、片付ける」の作業を行うスペースです。
そのため、ランドリー専用の部屋を作り、スペースもある程度必要となります。
例えば、洗濯機や乾燥機の設置場所、畳んだりアイロンがけをする作業台、洗濯し終えた衣類やタオル・洗濯に必要な道具などの収納スペースが必要となります。
家族構成によって必要となる面積は異なりますが、家族4人分の洗濯物を干すためには約3帖がちょうどよい大きさと言われています。
続いて、ランドリールームのメリットについてご紹介します。
帰宅時間が遅いことや、花粉症等のアレルギー対策等から部屋干しをしたい方にはおすすめです。
また、急な雨などによって洗濯物が濡れてしまう心配もないので、とにかく快適に部屋干しがしたいという方にはおすすめです。
毎日でなくとも、洗濯は必ずしないといけない家事なので、できるだけ効率よくしたいですよね。
ランドリールームは、一連の作業を一部屋で終えることができます。例えば、洗濯物を持って別の階や別室に移動する作業等がなくなるため、家事効率が良くなります。
洗濯物を外に干すことや、サニタリールームに洗濯物がおいてあることがなくなるので、急な来客があった時にも安心です。
また、ランドリールーム内で整理整頓ができる間取りにしておくことで、物の配置が決まるので、家全体に生活感を感じさせない住環境を作ることができます。
ランドリールームの要素を取り入れたサニタリールームは、脱衣所や洗面所のある一角に部屋干しや作業台などを設置します。
間取りを検討した時に、ランドリールームを作るとどうしても他の部屋が狭くなってしまうなどの悩みが出てきます。
そんな方には良いとこどりができるので、おすすめです。ただし、ランドリールームのようにすべての要素を取り入れることは難しいので、サニタリールームだけでなく、家全体の間取りをバランスよくする必要があります。
続いて、ランドリールームの要素を取り入れたサニタリールームのメリットについてご紹介します。
「毎回ではないけれど、部屋干しできるスペースが欲しい」「面積や予算的に専用のランドリールームを作る余裕はないけれど、ランドリールームの要素も捨てがたい」という方におすすめです。
ただし、部屋干しするスペースを作る場合は、人が通る動線の上に物干しスペースを作ってしまうと、通りづらくなるなどのデメリットもあるので、設計段階で細かい部分を考慮しながら間取りを考えることが必要となります。
サニタリールームにランドリールームの要素を取り入れると、水回りが密集するので、風通しや湿度のことなどを配慮する必要があります。
間取りや立地を考慮した上で、エアコンを取り入れた方がいい場合もあります。部屋干しの時だけでなく、夏や冬に脱衣所・洗面所を使用する時にもエアコンで暑さ寒さ対策ができるので、年間を通して快適な生活ができます。
ランドリールームを作るとどうしても予算は増えてしまいます。また、面積も取られてしまうので、大家族であったり、どうしても部屋干しにこだわりたい等の希望がある場合は別ですが、兼用する方がコストパフォーマンスは良くなります。
実際に、サニタリールームにランドリールームの要素を取り入れる方が多くいらっしゃいます。
続いては、①ランドリールームと②ランドリールームの要素を取り入れたサニタリールームの施工事例をご紹介します。
銭湯温泉の脱衣場をイメージしてデザインしたランドリールームです。
大家族の洗濯物が干せるように、ゆったり広々としたスペースを確保しました。
さらに、別室の脱衣所には大家族の着替えもストックできる棚を造作。収納スペースをしっかり確保することで、整理整頓もしやすくなります。
部屋干し機能を兼ね備えたサニタリールームです。
洗面化粧台と脱衣所を分け、扉を閉めれば個室になるので部屋干しに最適な空間となります。
収納たっぷりの洗面室に部屋干しスペースを確保しました。
玄関からリビングを通らずに着替えや手洗いができる動線にしたので、常にLDKをキレイに保つことができます。
ランドリールームの要素を取り入れたサニタリールームです。
洗濯物を洗って、干して、しまう一連の作業をここで完結できます。また、エアコンを設置したことで、夏と冬のお風呂上がりにもストレスがありません。
また、固定式のアイアンパイプは、すっきりしたデザイン性と、洗濯物を干す時に安定していて揺れないので人気があります。
今回は、「ランドリールーム&サニタリールーム」をテーマに、それぞれのメリットと施工事例をご紹介しました。
ランドリールームは、家族構成やライフスタイルによって、必要性の有無があります。また、家事動線が配慮された間取りでないと、かえって使いづらくなってしまうこともあります。
納得住宅狭山では、コンシェルジュがご家族のご要望を詳しく伺い、ヒアリングを重ねていきます。
特に着工前の打ち合わせにはとことん時間をかけ、ヒアリング内容をもとに設計士がデザイン、その後さらに加筆修正をしていきます。
基本となるゾーニングからベストな家族の距離感、昼と夜の生活動線など、俯瞰して見ることで見えてくる部分にもこだわりながら、ご家族にとって最良の間取りを創りあげます。
間取りにライフスタイルを合わせるのではなく、ご家族の理想の間取りを叶えることができるのが注文住宅ならではの設計自由度の高さです。
家族の理想の暮らしを実現したい方は、ぜひ一度納得住宅狭山にお問い合わせください。