2021.01.24
私は大学卒業後、設計事務所に勤めていました。
私が設計事務所に勤めていた頃は、ちょうどCADが出始めた頃でしたが、私自身は手書きの図面を書いていました。
今では弊社も建築CADを導入し、平面を入れ込むとある程度自動的に立面図や断面図、詳細図などが立ち上がりますが、昔はその一枚ずつを手で描いていたのです。
入社したばかりの頃はひたすら建具表を書いていた思い出があります。
また、積算書の拾いなど設計というとクリエイティブな印象の中に、地味な地道な作業がある事を学びました。
設計事務所では、住宅の改修図面を描くことが多く、多くの住宅の現地調査を経験させて頂きました。
この時の経験が、宮本工務店のリフォーム事業にとても役に立ちました。
しかし今思い返すと、新入社員だった私はとても出来の悪いスタッフでした。設計事務所の所長には色々なことを教わり、大変お世話になりました。
そして所長には今でも仕事でお世話になっています。
時には仕事の愚痴を聞いてもらう事も。
いつまで経ってもお世話になりっぱなしです。
弊社にも若いスタッフが増え、20歳以上歳の離れたスタッフと仕事をする中、ふと自分の新人時代を思い出しました。
そして自分が所長に言われていた事をスタッフに言っている自分が少しおかしくも思えてしまいました。