先日とあるセミナーで「家は家族をつくる」という言葉を聞きました。私はその言葉に妙に共感し、あの頃の事を思い出していました。
平成26年。納得住宅狭山として最初の建築物件は、狭山市鵜の木に建築したモデルハウスでした。宮本工務店初となる、モデルハウスの建築。まさに社運をかけたプロジェクトとなりました。このモデルハウスは「VIVACE」。静岡県に建築されている納得住宅工房の仕様の家です。漆喰や無垢フローリングといった自然素材、かっこいいデザイン、何より静岡で衝撃を受けたあの家が、実際に狭山で自分達の手で作られてゆく様子はとてもワクワクしました。このモデルハウスは2年〜3年で売却予定。モデルハウスとして集客が終わった時点で販売するという計画です。
当時の私は実はシングルファザーでした。離婚を経験。一人娘を引き取り、小学生の娘と二人暮らしをしていたのです。また、交際していた女性もシングルマザー。私の娘より3才年上で中学生の娘を持つ女性と家族ぐるみの交際をしていました。
お互い年頃の娘を持つ身。交際していても籍を入れることは諦めていました。そんな時、このモデルハウスが完成。娘達を最初にこのモデルハウスに案内し、かっこいい家を自慢しようとした時、モデルハウスを見た娘達から予想外の言葉が飛び出します。
「この家に住みたい!」
私と彼女は顔を見合わせ、子供達に本当に一緒に住んで良いのか問いただします。テンションの上がった娘達は4人で暮らす事に快諾。私は子供達の気の変わらないうちに住宅ローンを組み、宮本工務店からモデルハウスを購入したのでした。
納得の家づくりとの出会いが、私に新しい家族を与えてくれた。ステップファミリーとしての宮本家のスタートです。
先日とあるセミナーで「家は家族をつくる」という言葉を聞きました。私はその言葉に妙に共感し、あの頃の事を思い出していました。