2025.05.13
こんにちは。宮本工務店の川村です。
狭山市S様邸は、「アンカーボルト」と「ホールダウン金物」を設置しました。
アンカーボルトとは?
基礎コンクリートに埋め込まれて、土台と基礎をしっかり固定するための金物です。
鉄製の棒のような形をしていて、上棟(柱を建てる工事)よりも前の段階で取り付けられます。
このアンカーボルトがないと、地震や台風のときに建物の土台がズレたり浮いたりする危険があります。
ボルトと基礎と一体化していることで、土台がしっかりと支えられ、建物全体の安定につながります。
ホールダウンとは?
ホールダウン金物は、
柱が地震などで「引き抜かれる」力に対抗するための金物です。
特に家の角や耐力壁の部分など、大きな力がかかる場所に取り付けられます。
この金物は、基礎に埋め込まれたアンカーボルトと、建物の柱を直接つなぐような形で取り付けられます。
これにより、強い揺れが来ても柱が持ち上がったり抜けたりしないよう、がっちりと固定されます。
1988年頃から3階建てでホールダウン金物が使われ始めて、2000年の建築基準法改正以降2階建てでもホールダウン金物が使われ始めました。
2004年の新潟中越地震ではホールダウン金物の設置されていない建物はほぼ全壊していました。
アンカーボルトもホールダウン金物も、
取り付け位置や方法を間違えると本来の強度が発揮されません。
設計段階で許容応力度計算(構造計算)に基づいて、どこにどれだけの金物を使うかが決められています。
最後に・・・。
構造見学会のお知らせです。
「普段は見ることのできないところがご覧いただけます」
日時:2025年6月21日(土)・22(日)
時間:10:00・13:00・15:00の3部予約制
場所:狭山店(狭山市富士見2-13-4)集合していだだき現場までお連れします(車で5分程)
詳細はまたホームページで案内させていただきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。